虫歯や歯周病を防ぐために、毎日のケアとして欠かせないのが歯磨きですが、歯ブラシは歯磨きをするのに欠かせないオーラルケアのアイテムです。しかし、もっと効率よくすみずみまでキレイにするには、歯ブラシ以外のオーラルケアアイテムを使ってケアすることが大切です。
歯のケアを本格的に行いたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
オーラルケアの重要性
あなたのお口は下記のような症状はありませんか?
✔ 舌の表面が白くなっている
✔ 口臭が気になる
✔ 口の中がねばねばする
✔ 歯が全体的に黄ばんでいる
✔ 歯垢(プラーク)が溜まっている
✔ 歯茎が腫れたり出血している
1つでも当てはまるものがある場合は、正しくオーラルケアができていない可能性があります。
オーラルケアとは、口内の清潔を保つお手入れのことで、歯ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュなどのケアアイテムを使用して、健康的で美しい歯や舌をキープするための口腔ケアのことをいいます。
では、なぜオーラルケアが重要なのでしょうか?
それは、正しいオーラルケアをしていないと、口臭や虫歯、歯周病の原因になってしまうからです。歯周病は、心臓病や糖尿病、脳梗塞など様々な病気を引き起こす可能性があります。
毎日しっかり歯磨きをしていても、歯垢が残っていたり舌が汚れていたり、きちんとケアが出来ていない場合があるので、歯ブラシ以外のアイテムを使いながらのオーラルケアが重要なのです。
歯ブラシ以外のオーラルケアのアイテム
歯ブラシ以外のオーラルケアのアイテムとその使い方についてご紹介していきます。
デンタルフロス
デンタルフロスとは、歯間に溜まっている歯垢を取り除くためのデンタルケアのことで糸などを使ってケアをします。
お口の中の約40%の汚れなどはブラッシングだけでは落とせないといわれていますが、デンタルフロスを併用すると、お口の中の約90%近くの汚れを落とすことができるといわれています。
デンタルフロスは歯間に糸を通して、そこに付着している汚れを取り除きます。初心者におすすめなのは、ホルダータイプで、歯ブラシと同じように手に持ってケアをします。
慣れてきたら、糸巻タイプを利用してみてはいかがでしょうか。費用が安くなりますし、常に新しい糸を使ってケアできるのでデンタルフロスの効果もアップします。
舌ブラシ
舌ブラシをすることで、舌苔を取り除けます。この舌苔が溜まっていると、口臭の原因となりうるので舌ブラシには一定の効果が期待できます。
歯磨きの際にそのまま歯ブラシで舌まで磨いている方もいるかもしれませんが、歯ブラシで舌を磨くと、舌を傷つけ、細菌が増えて口臭の原因につながる可能性があります。また、舌苔は取り除きすぎると、舌が傷つくことで唾液の量が減ることが原因となり、逆に口臭の原因となる可能性もあります。強くブラッシングするとこのような状態になりやすいので注意が必要です。
タフトブラシ
タフトブラシは、先端がとがっていてヘッドが小さめになっているブラシのことで、歯ブラシでの磨き残しが多かった奥歯などもしっかりケアできるデンタルケアグッズです。
タフトブラシは奥歯だけではなく、通常の歯ブラシでは届きにくい歯間や、歯垢(プラーク)が溜まりやすい歯茎の境目などまで磨くことができます。そのため、タフトブラシをひとつ持っておくことで、磨き残しを減らすことが出来るでしょう。
マウスウォッシュ
マウスウォッシュは殺菌効果を持っているので、歯磨きした後に口をゆすぐことによって、歯磨きの効果をより高めることができます。口をゆすぐだけで口内のケアができると人気で、朝忙しくてゆっくり歯磨きできない人に特に支持されています。
また、マウスウォッシュは口臭や歯周病の原因となる細菌の抑制も期待できます。そのため、口腔内全体のオーラルケアに最適なアイテムです。
清潔感のある口元で爽やかな毎日を!
オーラルケアアイテムは、定番の歯ブラシだけではなく様々な種類があります。最初は慣れないオーラルケアアイテムもあると思いますが、使い続けていくうちに、毎日のお手入れに欠かせないものとなるでしょう。
自分ではしっかり磨いているつもりでも、意外と歯垢や汚れが残っている場合もありますので、ご自身にあったオーラルケアアイテムを使って、すみずみまでしっかり磨き残しが無いように、キレイにケアをしてください。