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その悩み、原因は顎関節症!?

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顎関節症とは、顎の関節が何らかの原因で痛みや口が開かないなどの機能低下が起こる症状です。ここ十数年で患者数が急増していて、特に20~30代の若い女性に多く男性の約2倍といわれています。肩こり、めまい、耳鳴り、頭痛、不眠症などの症状になる場合もありますが、放置しても自然に改善する場合もあります。しかし悪化すると自律神経失調症やうつ病に発展するケースもあり、最悪の場合は口が開けられずに食事ができなくなったりすることもあります。

 

1.顎関節症になると

顎関節症の代表的な症状は、「あごが痛い(顎関節痛)」、「口が開けづらい(開咬障害)」、「あごを動かすと音がする(顎関節音)」の3つで、このうち少なくとも1つ以上の症状があるときは顎関節症にかかっている可能性が疑われます。さらに症状は顎ばかりでなく、頭痛、首や肩、背中の痛み、腰痛、肩こりなど全身に及ぶ痛みや耳の痛み、耳鳴り、難聴、めまい、目の疲れ、歯の痛み、舌の痛み、味覚の異常などを覚えることもあります。

 

 

2.顎関節症の原因は?

いろいろな原因が考えられますが、左右どちらか一方でばかりで噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む、入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていないなどの噛み合わせの悪さによるものが多く、他にも歯ぎしりや唇や頬の内側をかむ癖、精神的な緊張やストレスが筋肉を緊張させ噛み合わせがアンバランスになり、顎関節に負担をかけることもあります。ただし、顎関節症の原因は1つだけではなく、複数の原因が重なりあって様々な症状が出ることが多いです

 

3.どのような治療をするのか

顎関節症の治療は、関節部分やその周囲に負担をかけないように、生活習慣などを改善していくことが症状の緩和や改善に繋がります。適切な治療法については症状に応じて異なりますが、一般的な治療法として、運動療法、薬物療法、スプリント療法(顎関節症用マウスピース)、マニピュレーション法、外科手術があります。

運動療法

筋肉の緊張緩和のために、マッサージや口を大きく開ける訓練などを行います。睡眠時の姿勢や歯ぎしり、食べる時の注意など生活指導も行います。

薬物療法

痛みがある場合は、筋緊張の緩和や痛みを取るために痛み止めの薬を処方します。(副作用や依存性があるため常用を避ける必要があります)

スプリント療法(顎関節症用マウスピース)

スプリントとは、顎関節症治療用マウスピースのことで、症状によって使い分けられています。顎関節症の原因の1つがストレスによるものが多いため、思い込みを無くすことでストレスが減り、症状が改善されるケースがある為、スプリントの最大の効果は、プラシーボ効果(思い込み効果)だと考えられます。

マニピュレーション法

顎関節にある関節円盤を正常な位置に戻すことです。

外科手術

どの方法でも改善されず、極稀に重症の場合は手術による治療を行う必要もあります。

 

4.個人差が大きい顎関節症

顎関節症の症状や原因は個人差が大きいのが特徴で、検査とカウンセリングが必要です。軽い症状の場合は、運動療法などで筋肉の緊張をほぐしたり、生活改善することで治るケースが多いため、早めの受診をお勧めします。重い症状の場合、放置していると稀に進行してあごの機能が完全に破壊されてしまい、外科手術を必要とする場合もあります。疑わしき症状があれば放置せず、硬いものを食べたり、無理に大きく口を開けたりしないようにして、早めに歯科、もしくは口腔外科を受診してください。

 

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