毎日の歯磨きでも落としきれない汚れやバイオフィルムがあります。
バイオフィルムとは、毎日の歯磨きでも取りきれずに、長い時間、歯の表面に残された細菌のかたまり(プラーク)が、やがてフィルム状に強固にこびりつき細菌の巣となったもので、他の異物の侵入を拒む性質があり、うがい薬なども効果がないといわれています。歯ブラシでどんなに丁寧に磨いても、なかなか取り除くことができません。
このバイオフィルムは蓄積されると口臭や虫歯・歯周病の原因になるため、定期的に歯医者でクリーニングを受けてお口の悩みを解消しましょう。
あなたはあてはまりませんか?
✔ コーヒーやお茶、赤ワインなど着色性の強い飲み物が好き
✔ タバコを吸っていて歯についたヤニが気になる
✔ 歯磨きするのが面倒で苦手
✔ 口臭が気になる
歯のクリーニングのメリット
歯をきれいに保つために行うクリーニングですが、実際に行うと、下記のようなメリットがあります。
1、歯周病予防
歳を重ねていくと歯が抜けてしまうのは老化が原因だと思われがちですが、本当の原因は歯周病です。歯周病の進行は歯のクリーニングで防げます。
2、清潔感のある口元に
コーヒーやタバコのヤニなどの着色汚れや、歯石がついていると、汚れが目立って見た目のイメージも良くありません。これらの汚れをご自身で無理に取ろうとすることで歯を傷つけてしまい、さらに汚れがつきやすくなってしまいますが、歯のクリーニングで落とすことができます。クリーニング後の歯の表面はツルツルで、スッキリとした爽快感も味わえます。
3、口臭予防
歯垢(プラーク)は細菌のかたまりで、口臭の原因にもなります。歯と歯の間などにたまった歯垢を取り除くことで口臭予防にも役立ちます。
4、矯正治療中の方に!
矯正治療中は、矯正器具と歯の装着面がブラッシングしにくく、どうしても磨き残しができてしまいます。水圧で汚れを飛ばすため装着器具を外さなくてもキレイに清掃できるクリーニング方法もあります。
おすすめは3か月に1度のクリーニング
歯のクリーニングでは出血があったり、強い痛みを感じることもあります。特に、口内環境が悪い方は、歯茎の腫れや、強く固まった歯石などが原因となって、クリーニングで出血や痛みが出やすいといえます。
逆に、歯が健康で問題がない場合には、クリーニングを行っても、出血や痛みが少ないものですが、ある程度の出血や痛みは、クリーニングにはつきものです。いわばクリーニングの効果を示すものともいえます。
定期的な歯のクリーニングは虫歯の早期発見にも繋がります。虫歯を放置しておくと強い痛みが続く恐れがあります。最低でも3か月に1回クリーニングに通うことをおすすめします。