咀嚼によって頭の回転が速くなることがどう関係しているのか?
ここでの”頭の回転は早い”の定義は、前に言ったことを踏まえて次々と会話を展開する、作業記憶が優れている、と定義。作業記憶(ワーキングメモリ)とは情報を一時的に保持しながら同時に処理する能力。複雑な思考、行動の基盤となるもの。
咀嚼によって歯から体内、体内に各種成分、ホルモンが分泌され、ヒトの体に様々な影響を及ぼすことが研究によって知られていますが、その内の成分にヒスタミンがあります。ネズミを用いた実験結果でヒスタミンを投与することで作業記憶が改善されることが実証されたことから、ヒトも噛むことで体内にヒスタミンが分泌し頭の回転を速くすることに繋がるのではと言われています。
咀嚼は痩せることとどう関係しているのか?
上部で紹介した、ヒスタミンは頭の回転を速める効果と同時に、満腹中枢を刺激し満腹感を促進させる効果を持ち合わせている。つまり噛むことで満腹感を感じさせ食事量が抑制されるという訳です。
参考文献:
第124会日本医学会シンポジウム 「肥満症治療のアプローチ」
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 「頭の回転の速さに脳内ヒスタミンが関与」より
次回以降は適正な咀嚼回数と方法についての調査報告をさせていただきます。